米Microsoftは8月29日(米国時間)、次世代ファイルシステム「WinFS」のベータ1を同社の開発者向けWebのMSDNでリリースした。MSDN登録者は同サイトからダウンロードできる。
WinFSは、データや情報を管理・検索・共有する次世代ストレージプラットフォームで、同社の統一ストレージ戦略の一部を構成する。ファイルシステムとデータベース間のギャップを埋め、構造化/非構造化/反構造化データに対し、統一されたリッチなプログラムプラットフォームを提供するという。
MicrosoftのWinFS Team Blogによると、WinFSのデータアクセスAPIが既存技術と異なることが懸念されているが、次世代ADO.NETにデータ型、ORマッピング、柔軟なクエリ構造などの機能を持たせることで、広く使われているデータプラットフォームとの連携を図るという。
今回リリースしたベータ1では「Windows XP」をサポートしたが、正式版でサポートするプラットフォームは現時点では未定。
Microsoftは当初、WinFSを次期Windowsの「Windows Vista」に搭載する予定だったが、昨年予定を変更し、アドオン機能として2007年に提供するとした。Windows Vistaは来年後半に出荷予定で、この時点ではWinFSはベータ段階になるという。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
ダウンロード
http://msdn.microsoft.com/data/winfs/
WinFS Team Blog(英文)
http://blogs.msdn.com/WinFS/default.aspx
( Infostand )
2005/08/31 08:49
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