中国のポータルサイト大手TOM Online(TOM在線有限公司)とルクセンブルグのSkype Technologiesは9月5日(現地時間)、共同でジョイントベンチャーを設立すると発表した。Skypeは中国市場の強化を図る。
新会社は、中国語(簡体字)Skypeソフトとプレミアムサービスの開発・カスタマイズ・配布を行う。出資比率は、TOM Onlineが51%、Skypeが49%。社名には言及していない。TOM Onlineは、WAP、コンテンツチャネル、検索などの携帯インターネットポータルを運営するサービスプロバイダーで、同社の携帯インターネットユーザーは7000万を超えるという。
TOM OnlineとSkypeは2004年11月に提携し、カスタマイズした共同ブランドの簡体字版Skypeソフトを共同で開発・配布してきた。最新版では、SkypeにTOM Onlineのタブを組み込んで、直接TOM Onlineのコンテンツにアクセスできる。同バージョンの登録ユーザーはすでに340万人に達し、中国はSkypeにとって3大市場の一つとなっているという。
中国の携帯電話ユーザーは、2005年6月末時点で3億6000万人に達しており、世界最大の携帯電話市場となっている。米IDCの予測では、インターネットユーザーは年平均18%の成長率で成長し、2007年には1億5400万人に達すると見込まれるという。また、ブロードバンドユーザーも急増しており、2005年1月時点で4300万人を上回っているという。
■ URL
Skype Technologies
http://www.skype.com/
TOM Online
http://www.tom.com/
プレスリリース(英文)
http://ir.tom.com/en/news_20050905.html
( Infostand )
2005/09/06 08:00
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