米Microsoftは9月7日(米国時間)、中規模企業向け製品の新ブランド「Microsoft Dynamics」を発表した。これまでの「Microsoft Business Solutions」を一新するもので、顧客管理、財務、人事管理などのアプリケーション製品で構成。従業員500人未満の企業をターゲットに展開する。
Microsoft Dynamicsの製品群には、2000年から2002年にかけて買収した米Great PlainsとデンマークのNavisionの製品ラインを含み、Microsoft Office、Microsoft Office SharePoint Portal Server、Microsoft SQL Server Reporting Servicesなどのビジネス向け製品と緊密に連携するという。
Microsoft Business Solutions事業部門の既存の主要製品は、来年中にMicrosoft Dynamicsブランドに移行する予定。
同時に中規模企業向けのサーバー製品「Centro」(開発コード名)を開発中であることも発表した。Longhorn版のWindows Server OSと次期Microsoft Exchange、管理ツールを組み合わせたパッケージで、Longhornサーバーに続いて2007年以降に投入する予定。中規模企業のネットワーク管理を効率化するという。