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“インターネットの父”Cerf氏が米Googleに参加


 米Googleは9月8日(米国時間)、“インターネットの父”として知られるVinton(Vint) Cerf氏を迎え入れると発表した。Chief Internet Evangelist(最高インターネットエバンジェリスト)として、同社の次世代インターネット技術開発を支援する。

 Cerf氏は1970年代に、スタンフォード大学でTCP/IPプロトコルの開発に携わったことから、今日のインターネットの基礎を築いた人物として知られている。2004年にACMチューリング賞を受賞。現在は、米MCIの技術戦略担当上級副社長。62歳。

 Googleでの勤務は10月3日から。ネットワークインフラ、アーキテクチャ、システム、および次世代インターネットアプリケーション標準を同社が確立するための支援を行うという。Cerf氏は、インターネットはまだ初期段階にあり、「TV、ラジオ、電話よりも広く利用されるようになり、最終的には地球の枠を超える」と述べている。

 Cerf氏はインターネットの管理団体であるInternet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)の会長であるほか、米航空宇宙局(NASA)のJet Propulsion Lab(ジェット推進研究所)で惑星間インターネット通信に関する研究プロジェクトにも関わっており、これらも引き続き兼任する。



URL
  米Google
  http://www.google.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.google.com/press/pressrel/vintcerf.html


( Infostand )
2005/09/09 08:54

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