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米Oracle、相互運用性などを強化した「Application Server 10g R3」


 米Oracleは9月19日(米国時間)、アプリケーションサーバーの新版「Oracle Application Server 10g Release 3」を発表した。2006会計年度末(5月)までにリリースされる予定で、国内でも2006年上半期あたりに出荷が開始されると見られる。

 今回の新版は、Oracleが提唱し始めている新プラットフォーム「Oracle Fusion Middleware」の主要コンポーネントに位置付けられており、SOA(サービス指向アーキテクチャ)のサポートや、相互運用性の強化などが図られている。

 具体的には、J2EE 1.4やWS-Iへの準拠とさまざまなWebサービス規格のサポート、JMS(Java Message Service)機能の管理性の強化、JAAS/Java2/WS-SECベースの新たなセキュリティ機能の追加などのほか、グリッド対応も強化。動的な負荷管理、クラスタリング、自動バックアップ/レストア、障害復旧の自動化といった各機能が追加・強化されている。

 また、他ベンダとの相互運用性を確率するため、「ホット・プラガブル・アーキテクチャ」を導入。ユーザー環境における既存インフラとOracle製品を組み合わせ、状況に応じた利用環境を構築できるようにするとのこと。Oracleでは「これによってユーザーは、既存システムを互いに接続・拡張して、IT投資を最大限に活用できるだろう」としている。



URL
  米Oracle
  http://www.oracle.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.oracle.com/corporate/press/2005_sep/owsf3.html


( 石井 一志 )
2005/09/20 17:44

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