米Microsoftは9月20日(米国時間)、大がかりな組織再編を行い、既存部門を「Platform Products & Services」「Business」「Entertainment & Devices」の3つの部門に統合すると発表した。Steve Ballmer CEOが各部門のプレジデントを兼務するほか、個別にプレジデントを置き、ビジネスのスピードアップを図るという。
「意思決定と遂行を迅速に行えるよう組織を並列化する」(Steve Ballmer CEO)のが目的。Platform Products & Services部門は従来のWindows(クライアント、サーバー、ツールを含む)部門とMSN部門を移行し、当初は現セールス、マーケティングおよびサービスグループ担当グループバイスプレジデントのKevin Johnson氏とプラットフォーム部門担当グループバイスプレジデントのJim Allchin氏の共同プレジデント体制でスタートする。Allchin氏はWindows Vistaをリリースしたあと来年末までに退任する。
また、Business部門は、ビジネス・ソリューションズ(MBS)部門とインフォメーションワーカー部門を統合。現インフォメーションワーカービジネス担当グループバイスプレジデントのJeff Raikes氏が責任者を務める。Entertainment & Devices部門は、ホーム&エンターテイメント部門とモバイルおよびエンベデッドデバイス部門を統合。ホーム&エンターテイメント部門シニアバイスプレジデント兼チーフXboxオフィサーのRobbie Bach氏がプレジデントに就任する。
また、CTO(最高技術責任者)のRay Ozzie氏は業務を拡大し、3部門を通じてソフトベースのサービス開発の責任を担う。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/sep05/09-20ExecChangesPR.mspx
( Infostand )
2005/09/21 09:00
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