ベンチャーの米Verso Technologiesは9月19日(米国時間)、「Skype」などのPtoPアプリケーションを遮断できるフィルタリング機器「NetSpective 2.0」を発表した。法人市場向けに10月から提供する。Skype通信を遮断できるフィルタリング製品は初としている。
NetSpectiveは、パケットベースでのフィルタリングを行う製品で、企業ネットワークの帯域管理のほか、コンテンツの種類や量を管理することで生産性が向上するなどのメリットがあるという。また、違法コピーの防止など、法規制にも準拠できるとしている。
最新バージョンの2.0では、VoIP(Voice over IP)の「Skype」などのPtoPアプリケーションも遮断できるようになった。このほか、HTTP、FTP、NNTP(Network News Transfer Protocol)、IM(インスタントメッセージング)、ストリーミングメディアなどのフィルタリングに対応し、ユーザー、日時などのパラメータによって設定が可能。
ネットワーク管理者は、特定のアプリケーションの通信を遮断することで、社内ネットワークの帯域管理の最適化ができる。Skypeなど、アプリケーションの中にはネットワークのトラフィックを増加させるものがあり、これらは他のアプリケーションに支障を与える可能性があることから企業にとって問題となっている。
■ URL
米Verso Technologies
http://www.verso.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.verso.com/news/article.asp?ID=297
( Infostand )
2005/09/22 08:55
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