最新ニュース
米CyberSource、カード情報大量流出のCardSystemsを買収へ
電子決済ソリューションの米CyberSourceは9月23日(米国時間)、未公開企業の米CardSystems Solutionsの資産を買収する意向であると発表した。CardSystemsは今年6月に米国で明らかになった大量カード情報流出事件を引き起こした決済処理会社。買収金額などは公表していない。
CardSystemsは、クレジットカード団体や銀行のネットワークに直接アクセスするシステムを持っている。6月に明らかになった大手クレジットカードの個人情報流出では、Visa、Mastercardなど計約4000万人分の情報が同社のシステムから盗まれた。史上最悪の個人情報漏えい事件といわれ、その管理体制に批判が集まっていた。
両社は9月20日に拘束力を持たない文書に署名し、2005年第4四半期にも手続きを完了する見込みという。CyberSourceはCardSystemsの資産を買収することで、決済プラットフォームを拡充し、顧客にスムーズな決済サービスを提供できるとしている。
CardSystemsは現在、先の事件の責任を追及されており、10月31日以降、いくつかのクレジットカード団体が契約を打ち切ることが確定している。両社は今後、他のクレジットカード連合や銀行に契約を継続するよう共同で働きかけるという。
■
URL
米CyberSource
http://www.cybersource.com/
米CardSystems Solutions
http://www.cardsystems.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.cybersource.com/news_and_events/view.xml?page_id=1402
■
関連記事
・
カード情報大量流出事件-決済会社に何が起こったのか(2005/08/01)
( Infostand )
2005/09/26 09:02
Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.