米BEA Systemsは9月28日(米国時間)、オープンソースの開発フレームワークEclipseをベースとする開発ツールメーカー、米M7を買収したと発表した。買収額などの詳細は公表していない。
M7が開発・提供しているEclipseベースの統合開発環境「NitroX」は、Struts、Hibernateなどのオープンソースソフトと、Java Server Faces、Java Server Pagesなどの業界標準をサポートしている。BEAは、同社のJavaべース開発ツール「BEA WebLogic Workshop」にNitroXを統合して、アプリケーション開発・実装を効率化するとしている。
BEAはWebサービスやSOA(サービス指向アーキテクチャ)で、オープンソースと商用ソフトウェアを合わせた“ブレンド”アプローチを取っており、M7買収はこの戦略を強化するものとしている。NitroXは、すでにBEAのアプリケーションサーバー「BEA WebLogic Server」をサポートしている。
BEAは、NitroXを統合した製品のリリース時期や価格について明らかにしていないが、6ユーザー、12ユーザー、24ユーザー向けのパッケージをそろえるとしている。
EclipseはBEAのライバルである米IBMがオープンソースプロジェクトとしてソースコードを公開した開発フレームワーク。BEAは今年2月にEclipse Foundationに役員メンバーとして参加し、WorkshopでEclipseサポートを表明していた。
■ URL
米BEA Systems
http://www.bea.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.bea.com/framework.jsp?CNT=pr01529.htm&FP=/content/news_events/press_releases/2005
( Infostand )
2005/09/30 08:49
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