米IBMは10月4日(米国時間)、最新のデュアルコア「POWER5+」を搭載したUNIXおよびLinuxサーバー「IBM System p5 Express」シリーズを発表した。8Wayから1Wayまでのラインアップがあり、SMBをターゲットとする。10月14日から出荷する。
8Wayの「IBM System p5 550Q」は、2つのPOWER5+チップをパッケージにしたQuad Coreモジュール技術とマルチスレッド技術を利用して、高性能を実現する。2Wayの「IBM System p5 520」は、小規模データベースサーバーなどの用途向けで、2WayのJavaビジネスサーバーとしては最高速という。
4Wayの「IBM System p5 550」は、スケーラブルデータベースサーバーや、部門サーバーとしての利用を想定しており、ビジネスインテリジェンス(BI)や人事アプリケーションなどのソフトウェアを動かすのに適しているという。高密度1Uラックマウントの「IBM System p5 505」は、1.5GHzまたは1.65GHz のPOWER5+を1Wayまたは4Wayで搭載する。
IBMのSMB向けチャネルのIBM Express Portfolioから販売する。OSには、自社UNIXの「AIX 5L」、Linux(Red Hat、Novell)の「OpenPower」の2バージョンで展開する。いずれも3年間の保証付き。価格は、p5 505が3,684ドルから、p5 520が11,699ドルから、p5 550が14,053ドルから、p5 550Qが19,048ドルから。
またIBMは同日、POWER5+を搭載したワークステーション「IntelliStation POWER 285」、高性能の16Wayサーバー「IBM eServer p5 575」も発表した。
■ URL
米IBM
http://www.ibm.com/
( Infostand )
2005/10/06 09:00
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