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Yahoo! MessengerとMSN Messengerの相互接続で合意-2006年2Qから


 米Yahoo!と米Microsoftは10月12日(米国時間)、それぞれのコンシューマー向け無料IM(インスタント・メッセージ)サービス、Yahoo! MessengerとMSN Messengerを相互接続することで合意したと発表した。世界中のユーザーが対象で、2006年第2四半期に開始する予定。「総ユーザー数約2億7500万人の世界最大のIMコミュニティができる」(両社)としている。

 両サービスで相互に乗り入れて、テキストメッセージをシームレスに交換できるようになる。さらに、オンラインプレゼンス、絵文字表示、コンタクトリストへの追加などの機能が利用できる。音声通話も可能。また、相互接続にあたっては、セキュリティとプライバシーを最優先にするとしている。

 両社は発表のなかで、相互接続は両サービスのユーザーから最も要望の多かったものだと説明している。またそれぞれ、「これは真にIM産業の転換点となる。われわれはMicrosoftとの合意が新しいIPコミュニケーションの時代への先導役を果たすと信じている」(Yahoo!のTerry Semel CEO)、「IMの相互運用性は、われわれの顧客、ビジネス、そして産業全体にとって正しいことである」(MicrosoftのSteve Ballmer CEO)と合意の意義を強調している。

 コンシューマー向けIMでは現在、米AOLのAIMがシェア過半数を押さえているが、両社を合わせると、これに匹敵するサービス規模となる。米Nielsen/NetRatingsによると、今年9月現在、米国のAIMのユニークユーザー数は5150万人。Yahoo! MessengerとMSN Messengerはそれぞれは2190万人と2730万人で合わせるとAIMに迫る。

 IMをめぐっては、今年8月、米Googleが新たに音声機能を持った独自のIMを立ち上げて参入するなど動きが活発化している。さらに昨年ごろから、企業向けIMが急速に普及しており、これらのサービスでは、他の無料IMサービスとの接続機能を盛り込むものも出ている。



URL
  米Yahoo!
  http://www.yahoo.com/
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/oct05/10-12MSNYahooMessengerPR.mspx


( Infostand )
2005/10/13 09:00

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