米IDCは10月13日(米国時間)、アジア太平洋地域(日本を除く)のIDMS(情報・データ管理)ソフトウェア市場の調査結果を発表した。2004年通年の市場規模は12億1740万ドルで、今後5年間は年平均10%の成長率で伸び、2009年には19億5760万ドルに達すると見込んでいる。
2004年通年の技術分野別の構成比は、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)が81.8%、データ管理ソフトウェアが6.6%、エンドユーザーDBMSが5.9%など。同社のアナリストによると、北米などと比べるとまだ市場は成熟していないが、価格低下とコモディティ化の兆候が見られるという。
今後の成長をけん引するのもRDBMSで、その背景として、業務ソフトウェア、ビジネスインテリジェンス(BI)などのデータ関連アプリケーション、データ統合プロジェクトの導入があるという。そのほかのキートレンドとしては、中小規模企業(SME)、ハードウェアの価格低下がアプリケーションライセンスに与える影響の2点を挙げている。
地域別では、同地域の中で最も成熟しているシンガポールが7660万ドル、香港が6380万ドル。IDCでは今後5年間の平均成長率をそれぞれ、8.8%、5.9%と予想している。
■ URL
米IDC
http://www.idc.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=pr2005_10_13_122619
( Infostand )
2005/10/14 09:00
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