米Juniper Networks(Juniper)は11月14日(米国時間)、ネットワークセキュリティ製品を手がける米Funk Softwareを約1億2200万ドルで買収すると発表した。12月には買収が完了する見込みという。
Funk SoftwareはRADIUS認証サーバーの「Steel-Belted Radius」や802.1Xクライアントソフトの「Odyssey Client」などを提供しているベンダで、アクセスセキュリティ製品を主に通信事業者やISPなどへ供給している。
この買収に関してJuniperのアジア太平洋地域担当副社長、アダム・ジャッド氏は「当社では、既存インフラを生かしながら規格ベースのソリューションを提供することに注力している。今回の買収で取得する技術は、当社の戦略をさらに加速するものだ」とコメントした。
また米RSA Securityの社長兼CEO、アート・コビエロ氏は、「当社では、長年にわたり両社と標準規格ベースのネットワークアクセスの開発を進めてきた。この両社が統合されることで、協業をさらに推し進めることができる」とコメントを寄せている。
なおJuniperは2005年に入ってから、VoIP関連企業の米Kagoor Networksを皮切りに、Webアプリケーション高速化技術を手がける米Redline Networks、WAN接続最適化ソリューションを提供している米Peribit Networksを相次いで買収しており、今回が4社目の買収となる。
■ URL
米Juniper Networks
http://www.juniper.net/
米Funk Software
http://www.funk.com/
ニュースリリース(日本語抄訳)
http://www.juniper.co.jp/company/presscenter/pr/2005/pr-051114.html
( 石井 一志 )
2005/11/15 17:29
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