個人情報取り扱いの認定制度を管理している米国の非営利団体TRUSTeは11月16日(米国時間)、ユーザーがダウンロードするソフトウェアが安全であることを保証する認定制度「Trusted Download Program」を立ち上げると発表した。スパイウェア対策の一助にすることを目指す。
Trusted Download Programは、インターネット上で提供されているソフトウェアを対象とするもので、取得を希望するソフトウェアベンダーは、そのソフトウェアが表示する広告のタイプ、プログラムが追跡対象とする個人情報、変更するユーザー設定などの情報をTRUSTeに開示しなければならない。
このほか、ユーザーがダウンロードに同意するかどうかを承諾するオプトイン画面や、分かりやすいアンインストール説明書の提供、アドウェアの場合は広告の名前をプログラム名に入れることなどが義務づけられる。
これらの条件を満たしたソフトウェアは“ホワイトリスト”に掲載され、同プログラムをサポートするサービス事業者が利用する。現在、米Yahoo、米America Online(AOL)、米Computer Associates、米CNET Networks、米Verizonなどが支持を表明している。
Trusted Download Programは、来年はじめにベータプログラムがスタートする予定で、TRUSTeは現在、認定の概要や条件など同プログラムに関する情報を公開し、意見を募っている。
■ URL
TRUSTe
http://www.truste.org/
ニュースリリース(英文)
http://www.truste.org/about/press_release/11_16_05.php
Trusted Download Program
http://www.truste.org/trusteddownload.php
( Infostand )
2005/11/17 10:44
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