米RSA Conferenceが11月30日(米国時間)発表した情報セキュリティのメディアトレンド調査結果によると、2005年第3四半期に各メディアに最も多く取り上げられたのは「データセキュリティ」だったという。また、ビジネス系メディアは「ID窃盗/プライバシー」に関心が強く、IT専門メディアは「脆弱性」を取り上げる頻度が高いとしている。
2005年7月-9月期に発売されたIT、ビジネス、一般紙誌の情報セキュリティに関する記事を分析した。対象は「eWeek」「BusinessWeek」「Information Security Magazine」「The Wall Street Journal」などの160以上の記事。
それによると、この期間中、最も多く取り上げられたのは「データセキュリティ/セキュリティ侵害」で24%。ビジネス系メディアでは23%、IT専門メディアでは24%だった。
これは、今夏に発覚した、VISA、MasterCardなど4000万人超のクレジットカード個人情報流出事件がきっかけで、事件の後、暗号化、データ窃盗などを含むデータセキュリティの記事が増えたという。とくにビジネス系メディアの反応が速く、データセキュリティの重要性を解説する記事だけでなく、ID窃盗、マルウェア、法規制などの周辺分野の記事も増えたという。
2位以下は、「マルウェア」(19%)、「ID窃盗/プライバシー」(13%)、「法規制順守」(11%)、「脆弱性」(11%)、「ネットワークアクセス管理/ID管理」(10%)、「ベストプラクティス」(6%)、「無線セキュリティ」(4%)、「ハッキング」(2%)。
■ URL
米RSA Security
http://www.rsasecurity.com/
RSA Conference
http://www.rsaconference.com/
プレスリリース(英語)
http://www.rsasecurity.com/press_release.asp?doc_id=6305
( Infostand )
2005/12/01 09:00
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