米Sun Microsystemsは、最新チップ「UltraSPARC T1」(開発コード名・Niagara)を搭載したサーバー製品「Sun Fire T2000」を無料で利用できるキャンペーンを展開する。適格と認められたユーザーに、60日間無料で提供するもので、Webサイトで申し込みを受け付けている。
同社のJonathan Schwartz社長が12月18日にブログで発表した。12月初めに販売を開始したSun Fire T2000を、60日間無料で試用できるという内容で、1CPU・6プロセッサコア・1.0GHz/メモリ8GBの「T20-106A-08GA2C」、1CPU・8プロセッサコア・1.0GHz/メモリ8GBの「T20-108A-08GA2C」、同/メモリ16GBの「T20-108A-16GA2C」の3機種から選択できる。
Sun Fire T2000は、UltraSPARC T1を搭載した初のサーバー製品で、高性能、省電力を実現する「CoolThreads」技術が最大の特徴。米Intelの「Xeon」など競合製品と比べ、1CPUあたりの消費電力は半分以下、家庭の電球並みの70Wを実現するという。Sunのキャンペーンサイトでは、消費電力と冷却に要するコストを半減し、最大3倍の性能を実現して、サーバーの台数を3分の1まで削減できるとうたっている。
同キャンペーンは全世界で展開するが、同社が子会社を持たない国と一部の国(日本は含まれていない)は対象外となる。台数・実施日数ともに制限があるという。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
Jonathan Schwartz氏のブログ(英文)
http://blogs.sun.com/roller/page/jonathan/20051218
キャンペーンサイト(英文)
http://www.sun.com/emrkt/trycoolthreads/
( Infostand )
2005/12/22 09:00
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