米Microsoftは1月10日(米国時間)、Macプラットフォーム向けオフィススイート「Microsoft Office for Mac」を継続的に提供することで同社マッキントッシュ事業部と米Appleが5カ年契約を結んだことを、米サンフランシスコで開催中の「Macworld Conference&Expo San Francisco 2006」で明らかにした。
今回の契約により、MicrosoftはPowerPCベースのMacおよびIntelベースのMac双方向けにOffice for Macを提供する。また、「Entourage 2004 for Mac」が扱う情報やデータへのSync Servicesの統合や、Office for Macに新たに導入されるOpen XML Formatを読むためのコンバータの開発計画なども発表している。そのほか、Messenger for Macにおいて外部とのファイル転送時のセキュリティ強化や、IT管理者向けに組織レベルでのチャットの状況をより効果的に制御するための手段などを提供することなど、企業でMacを利用するユーザー向けの強化方針も明らかにされた。
MicrosoftのConsumer Productivity eXperiences Business担当バイスプレジデントのトム・ギボンス氏は、「Microsoftはこれまでも、Appleとの間に良好な協力関係を築いてきましたが、今回の契約は、Macプラットフォームに対する当社のコミットメントをさらに強化するものです。当社は、このコミットメントを通じて、多年にわたるOffice for Macの実績を基礎とするMicrosoft Macビジネスの、長期的な促進をはかる方針です」とコメントしている。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(日本語抄訳)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2552
( 福浦 一広 )
2006/01/12 16:24
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