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米HPと日立、ネットワーク・コンテンツセキュリティ技術分野で共同研究


 米Hewlett-Packard(以下、HP)と株式会社日立製作所(以下、日立)は1月17日(米国時間)、ネットワーク上における情報漏えいや不正アクセスなどの問題解決を目的とし、共同研究を行うと発表した。この研究は、HPのブリストル、プリンストン両研究所と、日立のシステム開発研究所の間で行われる。

 研究テーマは、ユーザーと機器の認証を保証するための「ネットワークセキュリティ基盤技術」と、電子文書の真正性を保証するための「コンテンツセキュリティ技術」の2つ。

 前者では、ネットワークアクセスにおいて、なりすましやウイルスといった脅威を排除した安全な接続を実現するために、日立の証明書検証技術やHPの危機管理技術、両社が手がけてきたTCG(Trusted Computing Group)準拠のセキュリティPC関連技術・ノウハウを連携させ、より高品質で低コストなネットワークセキュリティ基盤技術の確立を目指す。

 一方の後者では、電子署名付き文書を部分的に引用することが可能なコンテンツセキュリティ技術を研究。現在の技術では実現困難な、署名付き文書の部分的開示や二次利用を行えるようにし、真正性の証明と文書中にあるデータの機密性保持が両立できるように取り組んでいくとのこと。



URL
  米Hewlett-Packard
  http://www.hp.com/
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース(日本語抄訳)
  http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-037.html


( 石井 一志 )
2006/01/18 14:08

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