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米Google、「Google Talk」と他IMサービスとの相互運用性を確保


 米Googleは1月17日(米国時間)、VoIP機能付きのIMサービス「Google Talk」について、標準的なIMプロトコルXMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)/Jabberを採用するサービスとの相互運用性を確保すると発表した。“Open Federation”(開かれた連盟)と呼んでいる。また、VoIPの標準プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)を将来サポートする計画も明らかにした。

 Google Talkは、XMPPプロトコルを採用しており、同仕様の要件を満たすIMサービスと自由に接続できるという。XMPPはIMの認証、プレゼンス、通信などに利用される標準プロトコルで、Jabber Software Foundationでオープンソースベースで開発が進められている。

 今回Googleは、Google Talkが利用するサーバー名、ポート番号、その他接続に必要な情報や拡張部分のソースコードなど接続に必要な情報をWebサイトで公開した。同社によると、EarthlinkやGizmo Projectなど、XMPP/JabberベースのIMサービス全社と“連盟型”での相互運用性を実現し、これらのサービスプロバイダは、特別な手続きなしにGoogle Talkと接続できるという。

 Googleは2005年8月にGoogle Talkのサービスを開始した。今回の措置についてGoogleは「世界の情報がユニバーサルにアクセスでき、利用できるようにするというGoogle使命に沿ったもの」と説明している。



URL
  米Google
  http://www.google.com/
  Google Talkの仕様公開ページ(英文)
  http://www.google.com/talk/developer.html#service_2


( Infostand )
2006/01/19 08:54

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