米Microsoftは1月17日(米国時間)、Lotus Notes/DominoからMicrosoftのコラボレーション製品群への移行推進を目的とした、Notes/Dominoアプリケーション環境の分析ツールのアップデート、およびアプリケーションデータを移行するツール群の新規追加を発表した。いずれも同社Webサイトにて無償提供する予定。
Notes/Domino環境の分析ツール「Microsoft Application Analyzer 2006 for Lotus Domino」は2006年第1四半期中にアップデート版の提供を開始する。従来より解析プロセスが大幅に改善したほか、Microsoft製品へ移行する場合の推奨事項を提示するための枠組みも提供するという。
また、第2四半期中に新たに提供する移行ツール「Microsoft Data Migrator 2006 for Lotus Domino」の提供開始を予定している。これは、Notes/Dominoのユーザー向けに類似アプリケーションテンプレートで構築されたMicrosoft環境への移行を可能とする。このテンプレートはこれまで30種類公開しており、今回新たに3種類を追加した。
さらに、Notes/Dominoのメッセージ機能をExchange Serverへ移行するツール群の機能強化と安定性向上を図っているとしている。
同社では今後も移行支援の新しいツールの提供を続けていく方針で、一例として「ワークフロー機能を持ったアプリケーションを、SharePoint上で構築しカスタマイズするための手段を提供してほしい」といった要請に応えるソリューションを近いうちに提供予定としている。
■ URL
米Microsoft Corporation
http://www.microsoft.com/
プレスリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2560
( 朝夷 剛士 )
2006/01/19 12:16
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