Enterprise Watch
最新ニュース

米IBM、「Lotus」製品群の連携強化


 米IBMは1月23日(米国時間)、コラボレーションスイート「Workplace」ファミリーの新製品を発表した。クロスプラットフォーム対応とオープン標準のサポート強化で、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に対応する。

 22日からフロリダ州で始まった「Lotusphere 2006」で発表した。Workplaceスイートは、「Workplace Collaboration Services 2.6」「Workplace Managed Client 2.6」「Workplace Forms 2.6」「Workplace Designer 2.6」で構成され、50以上の新機能、機能強化を盛り込んだ。

 Managed ClientではOpenDocument Format(ODF)を、Workplace Collaboration ServicesではiCalをサポートするなどオープン標準のサポートを強化。またコンポーネント化によって、Lotus製品群をシームレスに連携させることができるという。

 Workplace Collaboration Servicesサーバーは1CPUあたりの価格が90,000ドル、Workplace Managed Clientは1ユーザーあたり69ドルで販売を開始した。Workplace Forms 2.6(2006年第2四半期出荷予定)は25,000ドル。

 あわせてIBMは、インスタントメッセージ(IM)ソフトの新版「Lotus Sametime 7.5」で、AOL、Yahoo!、Googleの各IMクライアントと2006年半ばに通信できるようにすると発表した。マルチプロトコルのゲートウェイを導入する。

 このほか、「Lotus Notes」の次期バージョン「Hannover」(開発コード名)のデモを初めて披露した。製品は2007年に出荷の予定。



URL
  米IBM
  http://www.ibm.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19142.wss
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19143.wss
  http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19144.wss


( Infostand )
2006/01/24 10:52

Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.