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米BorlandがDelphiなどIDE事業を売却、アプリライフサイクル管理分野に注力
米Borland Softwareは2月8日(米国時間)、ソフトウェア品質管理の米Segue Softwareを買収すると発表した。買収額は約1億ドルで、第2四半期に完了の見込み。Borlandは今後、アプリケーション・ライフサイクル管理(ALC)分野に注力し、これまで得意としてきたIDE(統合開発環境)事業は売却する。
Segueは、ソフトウェアの設計、開発、検証、実装のライフサイクルに可視性を加え、管理を容易にする品質最適化ソリューション群「Silk」を持っている。Borlandは今回、ALC分野に完全に注力する戦略を打ち出し、Segueの技術を自社製品や技術に取り込んで、包括的なALCソリューションを提供するとしている。
具体的には、IT管理・ガバナンス、要件定義と管理、変更管理、ライフサイクル品質管理の4分野にフォーカスした包括的な製品を年内に投入する予定。
同社はあわせて、IDE事業の売却先を探していることを明らかにした。同事業部には、「Delphi」「C++Builder」「JBuilder」などの製品が含まれており、同社にとって大きな方向転換となる。
売上低迷の責任をとって辞職した前CEOの後、昨年末に新CEOに就任したTod Nielsen氏は「(ALCとIDE)両市場とも重要だが、両方にリソースを費やして、ニーズをくみ取ることはできない」と説明している。
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URL
米Borland Software
http://www.borland.com/
米Segue Software
http://www.segue.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.borland.com/us/company/news/press_releases/2006/02_08_06_borland_acquires_segue_software.html
( Infostand )
2006/02/09 09:00
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