オープンソースのCRMアプリケーションを開発・提供する米SugarCRMは2月14日(米国時間)、米Microsoftのソースコード共有ライセンス「Microsoft Community License」の下で次期CRM製品リリースすると発表した。同ライセンスを採用する初のオープンソース・アプリケーション・ベンダーになるという。
Community Licenseは、Microsoftが各国の政府機関などを対象に行っているソースコード共有プログラム「Microsoft Shared Source Initiative」(SSI)の一部で、SugarCRMは、次期バージョンのCRM製品「Sugar Suite 4.5」をCommunity Licenseの下でリリースする。Microsoftは昨年10月、SSIのライセンスを改訂、簡素化している。
また両社は協力して、Windows Server製品とCRMソフトの「SugarCRM」の相互運用性を強化する。まず、WebサーバーのInternet Information Services(IIS)へのSugarCRMのサポートを改善し、Active DirectoryやMicrosoft SQL Serverへの最適化に取り組む予定。
SugarCRMのCEO、John Roberts氏は「Community Licenseの単純化された言葉は、双方の顧客のニーズに合う簡単なライセンスオプションを提供する」と述べ、Microsoftのテクニカル・プラットフォーム・ディレクター、Bill Hilf氏は「SugarCRMの顧客の約35%は、Windows Serverベースで稼働させており、この協力は、広範囲のパートナーや開発者がWindows Serverプラットフォームで成功する例になるだろう」とコメントしている。
■ URL
SugarCRM
http://www.sugarcrm.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/feb06/02-14SugarCRMAlliancePR.mspx
( Infostand )
2006/02/15 11:23
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