Itaniumベースのサーバーは今後、年間35%の高成長を記録する見込みという。米IntelとともにItaniumを推進する米Hewlett-Packard(HP)が2月17日(米国時間)、米IDCの調査を引用して発表した。
それによると、Itaniumベースのサーバー市場は5年間、年間平均成長率35%増で成長し、2009年には市場規模が66億ドルに達するという。サーバー全体の成長率は3.4%増で、平均の10倍相当の成長率となる。
IDCによると、Itaniumサーバーの認知度は向上しており、購入意思を示す企業が増えているという。また、利用中の企業の顧客満足度も高く、概して好意的な反応だったという。
このほか、HPのPA-RISCサーバー顧客の3分の2がItaniumサーバーへの移行を検討していることも分かった。適用分野としては、ERPやCRMなどのミッションクリティカル分野での採用を検討するところが多いという。
Itaniumサーバーの売り上げトップは、HP製「HP Integrity」だった。HPは2005年、同サーバーラインに関連したソリューション提供で、16億ドル相当の売り上げを計上したという。
調査は、IDCが自社のエンタープライズサーバーの顧客パネル501社を対象に行った。HPとIntelはNECなどとItanium Solutions Allianceを立ち上げ、採用を推進している。
■ URL
米Hewlett-Packard
http://www.hp.com/
プレスリリース(英文)
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2006/060217xa.html
( Infostand )
2006/02/21 08:49
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