米America Online(AOL)は2月21日(米国時間)、企業向けのIMサービス「AIM Pro」を発表した。企業のディレクトリサーバーと連携が可能で、セキュリティも強化した。ビデオ会議サービスの米WebEx Communicationsと提携して提供する。今年第2四半期に開始の予定で、料金は未定。
AIM Proは、AOLのIMサービス「AIM」をベースにユーザーインターフェイスをカスタマイズしたもので、SMB向けのプロフェッショナル版と大企業向けのエンタープライズ版の2バージョンで展開する。
メンバー表示である「AIM Buddy List」と企業システムのディレクトリサービスと連携させ、チャット、電話会議、オンライン会議などのコラボレーション機能を安全に利用できる。WebExのIPベースのネットワーク環境「WebEx MediaTone Network」を利用し、AOLを経由して「ICQ」「Apple iChat」とも接続が可能。このほか、保守・管理が不要なことも特徴としている。
IMユーザー数は現在、1億3500万人で、うちAOLのユーザー数は7000万人という。調査会社の米The Radicati Groupによると、総ユーザー数は2007年には4億7700万人に達する見込みという。
■ URL
米America Online
http://www.aol.com/
プレスリリース(英文)
http://media.aoltimewarner.com/media/newmedia/cb_press_view.cfm?release_num=55254534
( Infostand )
2006/02/22 08:59
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