米Sun Microsystemsは2月21日(米国時間)、「Java Platform Enterprise Edition 5 Software Development Kit(Java EE 5 SDK)」と統合開発環境「NetBeans Enterprise Pack 5.5 Software」のプレビュー版をリリースした。Enterprise Java Beans(EJB)3.0などを含み、SOA対応Javaアプリケーションの開発を容易にするという。同社のWebサイトからダウンロードが可能。
Java EEは、「Java 2 Enterprise Edition」の後継で、アプリケーション開発を容易にすることを最大の目標としている。Java EE 5 SDKでは、EJB 3.0、JavaServer Face 1.2、JAX-WS、アノテーションを含むことでこれを実現するという。
EJB 3.0は、Plain Old Java Object(POJO)ベースのプログラミングをサポートし、アノテーション導入によって開発作業を削減できるという。JavaServer Face 1.2は、事前にパッケージ化されたコンポーネントを提供することでWebベースアプリケーションのインターフェイスを容易に構築できる。Webサービス仕様のJAX-WSでは、SOAPとWSDLをサポートしたサーバー/クライアント向けコードを自動生成する。
NetBeans Enterprise Pack 5.5 Softwareは、同社のオープンソースプロジェクト、NetBeans.orgの「NetBeans IDE」を含む。UML(Unified Modeling Language)モデリング機能、SOAビジュアルデザインツールなどが加わり、SOA開発を強化した。Sunによると、NetBeans IDEのダウンロード数は800万に達したという。
Java EE 5は今後、Java Community Process(JCP)の投票を経て、最終仕様が確定する。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2006-02/sunflash.20060221.1.html
Java Platform Enterprise Edition 5 Software Development Kitダウンロード
http://java.sun.com/javaee/
NetBeans Enterprise Pack 5.5 Previewダウンロード
http://developers.sun.com/prodtech/javatools/jsenterprise/tpr/
( Infostand )
2006/02/23 09:04
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