米BEA Systmesは3月1日(米国時間)、ビジネスプロセス管理(BPM)専業ベンダーの米Fuegoを現金約8750万ドルで買収したと発表した。今後、SOA(サービス指向アーキテクチャ)製品群「AquaLogic」の一部に取り込み、SOAラインアップを強化できるとしている。
Fuegoは1999年創業のBPM分野のパイオニア的企業で、プロセスサーバーをベースにビジネスプロセスの設計から管理を行う「Fuego BPM Suite」などが代表的な製品。
BEAはFuegoの技術を利用して、SOA戦略を強化する。具体的には、Fuego技術を、昨年発表した「AquaLogic」SOA製品群の一部として、「AquaLogic Business Service Interaction」製品ラインの土台にする。これにより、「BEAはビジネスプロセス、アプリケーション、レガシー環境を統合可能なSOAベースのプラットフォームを提供する唯一のベンダーとなった」(Alfred Chuang CEO兼会長)という。
SOAは、事業の変更に柔軟に応じるシステムを実現することから次世代のシステムアーキテクチャとされており、BEAのほか米IBM、米Oracleなどが製品を提供している。BEAは米IDGの調査を引用して、SOA分野のリーダーとしてBEAを挙げた企業が最も多い74%だったとしている。また、SOAを全社的に実装する企業はこの9カ月で8%から16%へ倍増したという。
■ URL
米BEA Systems
http://www.bea.com/
プレスリリース(英文)
http://www.bea.com/framework.jsp?CNT=pr01642.htm&FP=/content/news_events/press_releases/2006
( Infostand )
2006/03/02 09:11
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