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米Microsoft、「Office Live Communications Server」でCiscoなど7社と提携


 米Microsoftは3月6日(米国時間)、コミュニケーションサーバー「Microsoft Office Live Communications Server 2005」で、通信機器ベンダー7社と提携し、各社の音声通話技術と相互運用性を確保すると発表した。Office Live Communicationsで、ユーザーの固定電話や携帯電話との通話、電話のプレゼンス表示などの機能を利用できるようにする。

 提携したのは、米Cisco Systems、仏Alcatel、米Avaya、加Mitel、NEC、加Nortel、独Siemensの計7社。VoIPの標準シグナリングプロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)をベースに、IMやプレゼンス機能に拡張したSIMPLE(SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)に基づいて、相互運用性を実現する。対象製品は、各機器ベンダーのPBX、IP-PBXソリューションと、MicrosoftのOffice Live Communications Server、「Microsoft Office Communicator Mobile」。

 これにより、デスクトップPC上で固定電話や携帯電話との着発信ができるほか、固定/携帯電話でのプレゼンス表示も実現する。コラボレーション機能に固定電話や携帯電話が加わることで、同サーバー製品が掲げる“統一コミュニケーションソリューションとしてのハブ”をさらに強化できるという。

 なかでもCiscoとは、MicrosoftのOffice Live Communications ServerとOffice Communicator、Ciscoが同日発表したSIPをサポートする「Cisco Unified CallManager」とを相互運用可能にする。これによって、クリックでの通話開始・転送、呼び出しを受ける際のVoIP(PC上)か通常の電話かの指定、プレゼンス表示などが可能になる。両社によると、相互運用性のためのソリューションは今夏にも提する予定。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  米Microsoftのプレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/mar06/03-06LCSMomentumPR.mspx
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/mar06/03-06CiscoRTBCPR.mspx
  米Ciscoのプレスリリース(英文)
  http://newsroom.cisco.com/dlls/2006/prod_030606.html?CMP=ILC-001


( Infostand )
2006/03/07 09:09

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