米Microsoftは3月23日(米国時間)、同社認定の業務ソリューションを検索できるオンラインポータル「Microsoft Solution Finder」を開設、業界向け戦略を強化した。顧客やパートナー企業はSolution Finderで、5,000以上の業界別ソリューションを検索できる。
同社は、「Microsoft Dynamics」ブランドで財務、CRM、SCMなどの業務アプリケーションを展開しており、Microsoft Solution Finderは顧客、パートナーがサードパーティの業界別ソリューションを検索できるオンラインディレクトリとなる。Webポータルを利用して、世界の22万社以上の認定パートナーが提供する業界別ソリューションの中から、業界、地域、Microsoft製品別にソリューションを検索できる。
ソリューションの分野は、財務管理、CRM、SCM、「Microsoft Retail Management System」などで、約2,000はMicrosoft Dynamicsと密に統合されているという。品質保証のため、登録にあたっては最低2社の地元企業の推薦を受ける、などの基準を設けている。
提供するソリューションは今後も増やしてゆく予定で、当初は米国、英国、ドイツなど8カ国で提供し、今年半ばには計17カ国に拡大するとしている。
Microsoftは同時に、昨年開始したIndustry Builderイニシアティブの強化も発表した。現在、同イニシアティブの下、一部のパートナーがMicrosoft製品向けのモジュールを開発・提供している。これまで対象製品はCRMの「Microsoft Dynamics AX」だけだったが、今年後半には、他のMicrosoft Dynamics製品にも拡大する。
Microsoftは、3月25日から米テキサス州ダラスで業務ソリューションのカンファレンス「Convergence 2006」を開催する予定で、それに先だって発表した。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
Microsoft Solution Finder
http://www.microsoft.com/dynamics/solutionfinder.mspx
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/mar06/03-23Convergence2006IndustryPR.mspx
( Infostand )
2006/03/24 08:44
|