米Microsoftは3月29日(米国時間)、電子メール・ホスティングサービスの新ブランド「Exchange Hosted Services(EHS)」を発表した。北米・欧州など一部の市場で4月1日から提供を開始、アジア・太平洋はその後年内にスタートする予定。
EHSは、同社が昨年8月に買収したメッセージングセキュリティサービスの米FrontBridge Technologiesのサービスをベースとしている。電子メールフィルタリングの「Microsoft Exchange Hosted Filtering」、アーカイブの「Microsoft Exchange Hosted Archive」、緊急時にWebベースでメールボックスにアクセスできる「Microsoft Exchange Hosted Continuity」、暗号化の「Microsoft Exchange Hosted Encryption」の4つの機能で構成される。
ホスティングサービスであるため、初期投資やメンテナンスが不要で、各種の法規制の順守とセキュリティ対策を手間をかけずにできるという。EHSの特徴としては、フィルタリングのリアルタイムチューニング、自社ポリシーの適用など管理者向け機能、使いやすいディレクトリサービスなどをあげている。
米国での月額料金(最低5ユーザーから)は、Filteringが1ユーザーあたり1.75ドル、Archiveが同17.25ドル、Continuityが同2.5ドル、Encryptionが同1.9ドル。
今回のEHSはバージョン5.3で、今後、次期コミュニケーションサーバー「Exchange“12”」(開発コード名)をベースとしたEHSをバージョン6.xで展開する。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/mar06/03-29EHSPR.mspx
( Infostand )
2006/03/31 08:49
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