調査会社の英Netcraftは4月6日(現地時間)、2006年4月度のWebサーバー市場シェアの調査結果を発表した。順位に変化はなかったが、2位のWindowsのシェアが前月比4.7ポイント増の25%に急増した。
公開されているWebサーバーを調べたもので、シェア1位はApache Software Foundationが運営する「Apache」の62.72%。Apacheは10年間、トップの地位を維持しているが、今回は前月からシェアを5.9ポイント落とした。
Webサーバー市場は変化が少なく、ドメイン名を運営するホスティング事業者がどの技術を採用しているかに影響を受ける。今回のMicrosoftのシェア増は、大手ホスティング事業者の米Go DaddyがLinuxベースから「Windows Server 2003」へ移行中であることが大きな要因になったという。同社はすでに、約350万件のサイト名をWindowsベースに移行しており、最終的には440万件を移行させる計画。Go Daddyは移行について、効率よく拡張性がある点、性能などをあげている。
また、Webサイトの総数は8056万5992件で、前月より310万増えた。Netcraftによると、2003年4月は4000万件だったことから、3年で倍増したことになるという。
■ URL
英Netcraft
http://www.netcraft.com/
Netcraftの調査結果(英文)
http://news.netcraft.com/archives/2006/04/06/april_2006_web_server_survey.html
( Infostand )
2006/04/10 08:59
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