米Sun Microsystemsは4月11日(米国時間)、Javaアプリケーション開発ツールの「Sun Java Studio Enterprise」の主要部分をオープンソースにすると発表した。同社のオープンソースへの取り組みであるNetBeans.orgのプロジェクトとして公開する予定だ。
Java Studio Enterpriseは、NetBeans 5.5 IDEをベースとしたエンタープライズ向けJava開発ツールで、すでにSun Developer Network(SDN)メンバーには無償で提供されている。今回Sunは、その主要部分をオープンソースにし、NetBeans.orgで「NetBeans Enterprise Pack」としてリリースする。
ソリューションベースのツール構成が特徴で、複雑なアプリケーションアーキテクチャや実装が容易に利用できるという。
機能面では、UML(Unified Modeling Language)のサポートを強化し、双方向型モデリングにより、アプリケーションの設計とリバースエンジニアリングを実現する。
ビジュアルなエディティングツールなどの各種ツールを提供、XMLファイルの管理が容易なほか、サードパーティのツールへの拡張も可能という。また、SOAツールも含んでいる。
Sunは、OpenSolarisなどオープンソース戦略を強化しており、NetBeansもその一環となる。オープンソースのIDEとしては、Eclipse FoundationのEclipseがあり、NetBeansはこれと競合するものとなる。
■ URL
米Sun Microsystems
http://www.sun.com/
NetBeans.org
http://www.netbeans.org/
プレスリリース(英文)
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2006-04/sunflash.20060411.1.xml
( Infostand )
2006/04/12 08:59
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