BI(ビジネスインテリジェンス)ツールベンダー大手のカナダCognosは4月19日(米国時間)、検索ツール「Cognos Go! Search Service」で米IBM、米Googleと提携し、両社の検索ツールをサポートすると発表した。BIユーザーのすそ野を広げることを狙う。5月に提供開始の予定。
Cognos Go!は、同社が3月末に発表したBIコンテンツ検索ツールで、同社のBIプラットフォーム「Cognos 8 BI」と連動する。今回、IBMの検索ミドルウェア「IBM WebSphere Information Integrator OmniFind Edition」とGoogleの検索アプライアンス「Google Search Appliance」をサポートした。
IBMとの提携では、WebSphere Information Integratorを利用して企業内にあるBIコンテンツの検索や分析が可能になる。WebSphere Information IntegratorがオープンソースのUIMA(Unstructured Information Management Architecture)をサポートしていることから、Webページなどの非構造化データも取り扱えるという。
Googleとの提携では、Googleが4月18日に発表したGoogle Search Applianceの新機能「Google OneBox Enterprise」と統合可能にする。同機能は、Googleの検索ツールを利用して業務アプリケーションにあるコンテンツを検索可能にするもので、Cognos Go!では、グラフやチャートなどで検索結果を表示する「Cognos Go! Report Module」、パフォーマンスや状況などの指標に関する検索結果を表示する「Cognos Go! Metric Module」、その他の関連BIコンテンツを表示する「Cognos Go! Search Module」の3モジュールを用意する。
■ URL
Cognos
http://www.cognos.com/
IBMとの提携のプレスリリース(英文)
http://www.cognos.com/news/releases/2006/0419_2.html
Googleとの提携のプレスリリース(英文)
http://www.cognos.com/news/releases/2006/0419_1.html
( Infostand )
2006/04/20 09:32
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