米Novellは5月9日(米国時間)、オープンソース技術をベースとしたワークグループサーバー「Novell Open Workgroup Suite」の出荷を開始したと発表した。低価格が最大の特徴で、米Microsoftの「Microsoft Exchange Server」ユーザーの代替を狙う。
ワークグループサーバー/デスクトッププラットフォームおよび管理ツール、電子メール・コラボレーション機能、オフィスアプリケーションを含むソフトウェアスイート。具体的には、「Novell Open Enterprise Server」「SUSE Linux Enterprise Server」「Novell GroupWise」「Novell ZENworks Suite」「OpenOffice.org for Windows」「Novell Linux Desktop」で構成される。
MicrosoftのExchangeと競合するものとなり、Novellは価格と柔軟性を差別化要因として挙げている。価格では、同等のMicrosoftソリューションを導入した場合と比較して、最大70%のコスト削減ができるという。柔軟性では、モジュール式アーキテクチャの採用で、NetWare、Windowsが混在する環境でも利用可能で、Linuxへの移行もスムーズにできるという。
Linuxのみの版、クロスプラットフォーム版の2種類で展開する。価格は、サブスクリプションと永続ライセンスから選択でき、Linuxバージョンの場合サブスクリプションが年間80ドル(保守料金込み)、永続ライセンスが1ユーザー1台110ドル(保守料金別)。クロスプラットフォーム版の永続ライセンスは1ユーザー1台150ドル(保守料金別)。
■ URL
米Novell
http://www.novell.com/
プレスリリース(英文)
http://www.novell.com/news/press/item.jsp?id=643
( Infostand )
2006/05/10 09:11
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