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検索結果に危険なサイト 米McAfeeの検索サイト安全性調査
米McAfeeは5月12日(米国時間)、検索エンジンの安全性に関する調査を発表した。よく使われるキーワードで検索した場合で、検索結果にスパイウェアなどを配布している危険なサイトが平均3.1%含まれていたという。
同社のSiteAdvisorチームが行ったもので、今年1~4月の4カ月間、Google、Yahoo!、MSN、America Online(AOL)、Askの主要5検索エンジンについて、検索結果にアドウェア・スパイウェアをダウンロードさせようとするサイトが含まれるかを調べた。検索キーワードは、よく用いられる11語を使った。
その結果、全検索サイトが、危険なWebサイトへのリンクを含んだ検索結果を表示。危険なサイトの割合が最も高かったのはAskの6.1%、低かったのはMSNの3.9%だった。特にスポンサードリンクには注意が必要で、危険なサイトを含む割合は通常より2~4倍高い平均8.5%だったという。
危険なサイトへのリンクが多く表示されるキーワードは、「free screensavers」「kazaa」「download music」「free games」などがあげられる。また、検索結果1ページ目のリンクの方が2ページ目以降よりもおおむね安全という。こうした危険なサイトへのクリックは米国だけでも月間2億8500万件に達するとしている。
同社は「検索エンジン側では、このような悪意あるサイトへのリンクを張らないよう対策を講じているが、完全にすることは難しい」と述べ、ユーザーは安全を信じ込んではいけないとアドバイスしている。
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URL
米McAfee
http://www.mcafee.com/
プレスリリース(英文)
http://www.mcafee.com/us/about/press/corporate/2006/20060512_191010_l.html
調査結果(英文)
http://www.siteadvisor.com/studies/search_safety_may2006.html
( Infostand )
2006/05/15 09:05
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