ロシアのKaspersky Labは5月15日(現地時間)、主力ウイルス対策ソフトウェアの最新版「Kaspersky Anti-Virus 6.0」、および「Kaspersky Internet Security 6.0」(KIS 6.0)の出荷を開始したと発表した。一般ユーザー、SOHO向けセキュリティソフトウェア。価格は、Anti-Virusが49.95米ドルから。KISが69.96米ドルから。
Anti-Virusは、ウイルス定義ファイルと予防的な保護技術を組み合わせたのが特徴。予防的な保護技術では、プログラムの振る舞いを分析することで誤検出を最小限に抑えられるという。
電子メール、Webブラウザ、ファイルダウンロードなどのデータのやり取りを常時モニタリングし、リアルタイムにスキャンして、rootkitなどのプログラムも発見できるという。また、悪意あるプログラムをOSから削除する際、関連リファレンスファイルもすべて削除するため、スパイウェア対策の精度を高められるとしている。
このほか、定義ファイルのダウンロードとスキャンの速度を前バージョンから高速化した。また、コンピュータの動作に負担をかけないようリソースを有効活用するという。
Internet Securityは、Anti-Virusの全機能を含む包括的なセキュリティ製品。新たにファイアウォール、スパム対策ソフトウェアを搭載した。スパム対策では、20分ごとにデータベースを更新し、グラフィックにも対応する。
■ URL
露Kaspersky Lab
http://www.kaspersky.com/
プレスリリース(英文)
http://www.kaspersky.com/news?id=186734476
( Infostand )
2006/05/16 09:00
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