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Skype、ユーザーのデータを転送されるおそれのある脆弱性


 ルクセンブルクのSkype Technologiesは5月19日(現地時間)、VoIPソフトウェア「Skype」に、ユーザーのデータが第三者に転送されるおそれのある脆弱性があったと報告した。修正版をリリース済みで、ユーザーにアップデートするよう呼びかけている。

 同社によると、攻撃者は脆弱性を悪用してSkypeのURLのリンクを偽造し、他のSkypeユーザーにファイル転送させることができるという。ユーザーは悪意あるリンクに従ううちに、意図せず自分のPC上のファイルを転送してしまうおそれがある。

 ただし、通常のファイル転送ダイアログボックスが表示されるため、「中止」を選択して止めることができる。

 脆弱性はURIハンドラに関するもので、デンマークのセキュリティ企業、Secuniaは危険度を5段階評価中3番目の「中」としている。

 影響するバージョンは、Windows版の「Skype 2.0.0.104」、ベータ版の「Skype 2.5.0.79」以前。Skypeは修正済みの「Skype 2.0.0.105」、ベータ版の「Skype 2.5.0.82」をリリースしている。



URL
  Skype Technologies
  http://www.skype.com/
  Skypeのセキュリティ情報(英文)
  http://www.skype.com/security/skype-sb-2006-001.html
  Secuniaのアドバイザリ(英文)
  http://secunia.com/advisories/20154/


( Infostand )
2006/05/22 09:04

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