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仏Mandriva、次期サーバーOSで仮想化技術「OpenVZ」を採用
Linuxディストリビューターの仏Mandriva(旧MandrakeSoft)は5月26日(現地時間)、LinuxベースのサーバーOS「Mandriva Corporate Server」の次期版で、オープンソースのサーバー仮想化技術「OpenVZ」を採用すると発表した。現在、ベータ版の段階で、正式なリリース時期は未定。
「Mandriva Corporate Server 4.0」で、カーネルレベルでOpenVZの仮想化技術を組み込む。OpenVZは、1台のサーバー上で複数の独立した仮想サーバーを動かすソフトウェアで、これを組み込むことで、サーバーの使用率を高め、運用管理を簡素化できるという。
OpenVZはオープンソースプロジェクトで開発・提供されており、米SWsoftが「Virtuozzo」として商用パッケージを販売している。
サーバーOSの仮想化技術にはベンダー各社が採用に乗り出しており、Linuxでは大手の米Red Hatと米Novellが採用計画を明らかにしている。Red HatとNovellはともに、同じくオープンソースの仮想化技術「Xen」を利用することを表明している。Xenは、OpenVZと競合関係にある仮想化技術で、Windowsも混在する環境で仮想化環境を構築できるのが特徴。
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URL
仏Mandriva
http://www.mandrivastore.com/
プレスリリース(英文)
http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/05-26-2006/0004369614&EDATE=
( Infostand )
2006/05/30 08:49
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