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米Microsoft、HPCクラスタソフト「Windows Compute Cluster Server 2003」RTMを発表


 米Microsoftは6月9日(米国時間)、HPC(High Performance Computing)クラスタサーバーソフト「Windows Compute Cluster Server 2003」の製造工程向けリリース(RTM)を発表した。一般提供は8月に開始する。価格と使いやすさが特徴で、HPCをメインストリームにすることを目指す。

 Windows Compute Cluster Serverは、Windows Server 2003をベースとしており、実装・管理が容易なのが特徴。同社の「Microsoft Visual Studio 2005」を利用して、既存のWindowsインフラと統合できるという。Microsoftは、マルチコアプロセッサを採用した64ビットx86アーキテクチャハードウェアの価格の低下などから、HPC導入の障壁は低くなったと見ている。

 ハードウェアでは、米Dell、米Hewlett-Packard、富士通、日立製作所、NECなどと提携している。すでに、石油エネルギー、航空などの業種の企業が同サーバーを早期導入しているという。

 推定価格は、1ノードあたり469ドルだが、ライセンスやユーザー数によって変わる。評価版は、同社Webサイトからダウンロードが可能で、今月、米ボストン州で開催予定の「Microsoft Tech.Ed 2006」でも配布する。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  Windows Compute Cluster Server 2003
  http://www.microsoft.com/windowsserver2003/ccs/default.mspx
  プレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jun06/06-09ComputeClusterServer2003PR.mspx


( Infostand )
2006/06/12 08:49

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