XMLに特化した製品を開発・販売する米Reactivityは6月12日(米国時間)、初のXMLネットワークアプライアンス「XML Enabled Networking」の出荷を開始したと発表した。ネットワークベースでXMLを自動発見し、プロビジョニングすることで、Webサービスの処理を加速し、SOA実装に要する時間を削減するという。価格は15,000ドルから。
アプリケーションサーバーに直接接続したり、Webサービスレジストリサーバーと接続して利用。アプライアンス内でさまざまなネットワークからWebサービス記述言語のWSDL(Web Services Description Language)を検出、インポートして、クライアント接続をリダイレクトする。
企業では、Webサービスの利用が増えるのに伴って、XMLデータの処理、パーシングのためにトラフィックの負荷が増大しているという。XML Enabled Networkingは、現在、マニュアルで行っている管理・プロビジョニングを自動化することで、Webサービスの処理を加速する。また、SOA実装に要する時間を最大で75%削減し、重要なデータトラフィックの保護にもつながるとしている。
XMLメッセージ統合と加速機能を中心とするエントリレベルの「XML Accelerator」、アクセス管理などの機能を付加した「Secure XML Router」、ファイアウォールなどのセキュリティ機能を加えた「XML Security Gateway」の3機種で展開する。
■ URL
米Reactivity
http://www.reactivity.com/
プレスリリース(英文)
http://www.reactivity.com/news_and_events/pr_xen_breakthrough.html
( Infostand )
2006/06/14 08:42
|