高可用性IAサーバーのベンダー、米Stratus Technologiesは6月19日(米国時間)、64ビット版Linuxをサポートするエンタープライズサーバー計6機種を発表した。米Intelの「Intel Extended Memory 64 Technology(EM64T)」をベースとしたもの。
99.999%以上の高可用性を実現するという同社のミッションクリティカル向けサーバーの「ftServer」ラインに、米Red Hatの「Red Hat Enterprise Linux AS 4」をサポートする「2400」「4300」「5700」の3機種を追加。また、通信事業者向けに「T Series」を拡充し、「T40 CO」「T40 AC」「T65 AC」の3機種を発表した。
ftServerラインは、これまでWindows Server 2003のみをサポートしており、Linuxを加えることで顧客が両プラットフォームから選択できるようになる。同社はCPUの二重化など、ハードウェア設計による可用性実現を特徴としている。
新しいT Seriesは、同社の第3世代アーキテクチャ「Continuous Processing」を採用したもので、通信業界向けの機能を特徴とする。たとえば、SIP(Session Initiation Protocol)シグナリングソフトウェアなどを含む通信業界向けソフトウェア「Stratus Intelligent Network Applications Platform」をシームレスに動かすことができるという。
T40 COは、3.2GHzの「Intel Xeon」を搭載した2WayのSMPシステムで、最上位機種のT65 ACは、2.8GHzのデュアルコアXeonを搭載した業界初のLinuxの無停止システム。
ftServer3機種は即日出荷を開始し、T Seriesは今年第3四半期に出荷を開始する予定。
米IDCは、Linux高可用性サーバーは、2009年まで年平均成長率37.7%で拡大すると予測。高可用性サーバー市場全体の成長率は14.4%で、Windowsは27.5%としている。
■ URL
米Stratus Technologies
http://www.stratus.com/
プレスリリース(英文)
http://www.stratus.com/news/2006/20060619.htm
( Infostand )
2006/06/20 12:06
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