ストレージ相互運用性標準のオープンソース実装を目指す業界団体Aperiは6月28日(米国時間)、Eclipse FoundationにAperiフレームワークを提案、Eclipse傘下のプロジェクトとして開発を進めると発表した。
Aperiは米IBMや米Cisco Systemsなどが昨年10月に立ち上げた業界団体。異なるストレージハードウェア、ソフトウェアを管理できる標準のオープンソース実装の開発を目的としている。
Aperiはオープンソース開発ツールの普及団体Eclipseにプロジェクトを提案、今後はEclipseの下で進めてゆく。IBM、富士通、米McDATAは、これに合わせて自社のストレージ管理ソフトウェアコードをAperiプロジェクトに寄贈した。
ストレージの相互運用性標準では、業界団体のStorage Networking Industry Association(SNIA)が策定する「Storage Management Initiative Specification(SMI-S)」がある。Aperiによると、AperiプロジェクトはSMI-Sをサポートし、SMI-Sのオープンソース実装となるという。
あわせてAperiは、米Novellの参加を発表した。Aperiには、IBM、Cisco、富士通、McDATA、米Brocade Communication Systems、米CA、米Emulex、米LSI Logic、米Network Applianceが参加しており、Novellは10社目となる。
Aperiには、米EMC、米Hewlett-Packard、日立データシステムズなどのストレージ大手が参加しておらず、発足時にメンバーだった米Sun Microsystemsも最近脱退している。
■ URL
米IBMのAperiのプレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19896.wss
( Infostand )
2006/06/29 08:54
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