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米Google、オンライン決済サービス「Google Checkout」を開始


 米Googleは6月29日(米国時間)、オンライン決済サービス「Google Checkout」を開始した。複数のオンラインショッピングサイトの決済を簡単にできるサービスで、Google AdWordsを利用しているサイトは手数料の割引を受けられる。当面は米国のみで提供する。

 ユーザーはクレジットカード番号などの情報をまとめて入力しておき、Google Checkout対応サイトではIDとパスワードでワンクリック決済できる。購買プロセスや発送状況は、専用ページでまとめて確認できる。利用にはGoogleアカウントが必要。

 Googleによると、各ショッピングサイトにクレジットカード情報を渡す必要はなく、安全に決済できるという。電子メールアドレスも知らせない設定が可能。対応クレジットカードは、Visa、MasterCard、American Express、Discoverなど。

 同サービスをサポートするショッピングサイトは専用のアイコンを利用する。このアイコンは、検索結果やAdWordsに表示されるため、多くの潜在購買者にアピールできるという。Googleは小売業者が自社サイトにGoogle Checkoutを統合できるよう、APIを公開する予定。

 また、ショップ側は手数料として、1件の取引につき0.2ドルと売り上げの2%をGoogleに支払うが、AdWordsを利用しているショップには、AdWords出稿料の10倍までの手数料が無料になるなど割引が適用される。

 オンライン決済サービスとしては、すでに米eBay傘下のPayPalがあるが、Googleでは検索サービスやAdWords、オンラインデータベース「Google Base」などと連携させることで、差別化を図る。



URL
  米Google
  http://www.google.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/checkout.html


( Infostand )
2006/06/30 08:59

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