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IntelsatがPanAmSatの買収を完了、世界最大の通信衛星会社に


 バミューダに籍を置く通信衛星事業者大手のIntelsatは7月3日(現地時間)、米PanAmSat Holdingの買収を完了したと発表した。買収金額は約32億ドルで、両社を合わせた売上高は約20億ドルという世界最大の通信衛星事業者になる。

 Intelsatは1964年に、米国が中心となって発足した国際機構。2001年に民営化され、現在、本籍をバミューダに置いて、米国に本社機能を持つ。IntelsatとPanAmSatは、昨年8月に買収合意を発表、約1年かけて手続きを進めていた。

 PanAmSatは今後、Intelsatの完全子会社として運営される。この買収によって、Intelsatは世界200カ国以上をカバーし、衛星数は51基、テレポート数は8基となる。これは、世界の衛星の約4分の1に相当する数で、同社の通信サービスは商用サービスが提供されている地区の人口の99%をカバーするという。PanAmSatはCATVなどの分野に強いことから、新会社はHDTV、IPTVなどの分野に進出できるとしている。

 新会社のCEOには、IntelsatのDavid McGlade CEOがそのまま就任、PanAmSatの元CEOのJoseph Wright氏は会長に就任する。



URL
  Intelsat
  http://www.intelsat.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.intelsat.com/pdf/press_releases/2006/20060703.pdf


( Infostand )
2006/07/04 08:52

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