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米Microsoft、Microsoft OfficeでODFをサポート、プロジェクト開始


 米Microsoftは7月5日(米国時間)、Microsoft OfficeでOpenDocument Format (ODF)を使用するためのプロジェクト「Open XML Translator project」を立ち上げたと発表した。Open XML FormatとODFの変換ツールを開発・提供し、OfficeシリーズでODFをサポートする。

 Open XMLは、次期Office「2007 Microsoft Office system」(Office 2007)で採用する独自フォーマット。これに対してODFはOASIS標準のフォーマットで、今年5月には国際標準化機構(ISO)の承認も受け、Open Office.orgなどが採用している。

 両フォーマットは、いずれもXMLをベースとしているが互換性はなく、Microsoftと、ODFを推す米Sun Microsystemsや米IBMなどの陣営に分かれて、標準フォーマットを争っていた。Microsoftは政府機関からの要請に応えたものと説明。同社がプロジェクトのスポンサーとなって、他のソフトベンダーと協力しながら進めるとしている。

 Microsoftによると、Office 2007でODFをサポートするほか、いくつかの旧バージョンのOffice system向けにはアドインとして変換ツールを無償ダウンロード提供する。また、オープンソースでライセンスするという。

 まず、同日、Word 2007用のプロトタイプ変換ツールをオープンソース開発サイトの「SourceForge」に投稿した。完全版が利用可能になるのは今年末の予定で、ExcelとPowerPoint用は2007年になる見通し。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jul06/07-06OpenSourceProjectPR.mspx
  SourceForgeのODF変換ツール
  http://sourceforge.net/projects/odf-converter


( Infostand )
2006/07/07 09:33

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