米Microsoftは7月11日(米国時間)、ホスティングによるCRMサービス「Microsoft Dynamics CRM Live」を発表した。Liveブランドの一部として、まず2007年中ごろに北米で開始する計画。料金は未定。独SAPや米Oracleを追ってホスティングCRM市場に参入する。
Windows Live、Office Liveに続くLiveサービスで、アプリケーションはLiveデータセンターで運行・管理し、顧客は月額料金を支払ってオンラインベースでサービスを利用する。ユーザー数に制限はないが、まずはSMBがターゲットとなる。
既存のCRMアプリケーション「Microsoft Dynamics CRM」と同じコードベースで、顧客が形態を選択して、規模に応じて拡張できるのが特徴。同じアプリケーションを、ホスティング型、自社インストール型、Microsoftのパートナー企業によるホスティング型の各形態で変更を加えることなく展開できるという。
業務アプリケーションのホスティングサービスは、米Salesforce.comが火付け役となり企業の間で導入が進んでおり、すでにSAP、Oracle(Siebel)など、ライバル他社もCRMのホスティングサービスを提供している。
同日、米マサチューセッツ州ボストンで始まった「Worldwide Partner Conference 2006」で、Steve BallmerCEOが発表した。
■ URL
米Microsoft
http://www.microsoft.com/
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jul06/07-11CRMLivePR.mspx
( Infostand )
2006/07/12 08:45
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