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EU対Microsoft、ECが約2億8000万ユーロの制裁金を決定 |
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欧州連合（EU）の執行機関である欧州委員会（EC）は7月12日（現地時間）、米MicrosoftのEU競争法（独占禁止法）違反を巡り、総額約2億8000万ユーロ（約410億円）にのぼる新たな制裁金を科すと発表した。同社はただちに、これを不服とする声明を発表した。 制裁金は、1日あたり150万ユーロ（約2億2000万円）で、2005年12月16日から6月20日までの期間が対象。ECは是正措置への順守を再度求め、7月31日までに改善しなかった場合、1日あたり最大300万ユーロ（約4億4000万円）まで引き上げる可能性があるという。 EUは2004年3月、同社に違反が認められると判定。2005年末には、是正措置を順守できない場合は1日最大200万ユーロ（約2億9300万円）の制裁金を科すとを警告していたが、実際の額は150万ユーロとした。 是正措置を巡っては、ワークグループサーバーの相互運用性確保に関する情報開示が不十分であるとするECと、知的財産の放棄につながるとするMicrosoftとの主張が対立している。 Microsoftは声明文で、「いかなる制裁金も考えられない」と述べ、欧州の裁判所に提訴する考えを示した。同社は、ECが当初の裁定に至った理由を十分に開示しておらず、同社がドキュメントの提供やソースコードの公開を行ってきた、と強調。問題は順守ではなく（ECの）不明確さにあると主張している。 ■ ＵＲＬ 欧州連合 http://europa.eu/ 米Microsoft http://www.microsoft.com/ 米Microsoftのプレスリリース（英文） http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jul06/07-12EUFinesPR.mspx
（ Infostand ）
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