最新ニュース
米IBM、オープンソース仮想化技術「Xen」のサポート拡大
米IBMは7月17日(米国時間)、米NovellのLinuxベースの最新サーバーOS「SUSE Linux Enterprise 10(SLE 10)」と同OSが含むオープンソースのサーバー仮想化技術「Xen」を、自社のx86サーバーとミドルウェアでサポートすると発表した。同日のNovellのSLE 10リリースに合わせて発表した。
Xenは物理的に単一のサーバー上で複数のOSを動かすオープンソースベースのサーバー仮想化技術。開発を主導するNovellによると、Xenを利用することでサーバーの利用率を最大約70%改善できるという。
IBMは、自社の仮想化ポートフォリオを拡充し、SLE 10を通してXenをサポートする。まずは、米Intel、米AMDベースのブレードサーバー「IBM Blade Center」でサポートし、その後全ハードウェアと、Tivoli、WebSphereなどのミドルウェアにも拡大する。
仮想化技術はXenのほか、米EMC傘下のVMwareや米Microsoftなども提供しており、IBMはこれらもすでにサポートしている。
なおSLE 10 Serverの価格はサブスクリプション形式で1サーバーあたり年間349ドルから。仮想サーバーの追加分は無料。SLE 10 Desktopは年間50ドル(3年間では125ドル)。
■
URL
米IBM
http://www.ibm.com/
IBMのプレスリリース(英文)
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/19961.wss
Novellのプレスリリース(英文)
http://www.novell.com/news/press/item.jsp?id=1031
( Infostand )
2006/07/18 08:45
Enterprise Watch ホームページ
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.