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米Microsoft、次期Windows Serverで仮想化技術「Xen」との相互運用性を実現


 米Microsoftは7月17日(米国時間)、米XenSourceと提携し、次期Windows Server(開発コード名:Longhorn)で自社の仮想化技術「Windows Hypervisor」とオープンソースの仮想化技術「Xen」の相互運用性を実現すると発表した。これにより、Windows Server上でXen対応のLinuxサーバーを動かすことができるようになる。

 XenSourceはXenをベースとした「XenEnterprise」を提供しており、MicrosoftはXenSourceとの協業を通して、OSレベルで、Xenと自社仮想化技術との相互運用性を実現する。「Xen対応のゲストOSはXenEnterprise上でシームレスに動作するが、提携によってWindows Serverの仮想化技術でも動作するようになる」(Peter Levine・XenSource社長兼CEO)。

 両社は、設計時から相互運用性に取り組むことで、柔軟性、高性能、信頼性などを実現できるとしている。また、通常のMicrosoftの技術サポートで、XenベースのゲストOSとの相互運用性に関する問題に対応してゆく。

 Microsoftでは、年内にWindows Server仮想化技術のベータ版を提供し、Longhornの製造工程向けリリース(RTM)から6カ月以内に同仮想化技術のRTM版を提供する予定。Longhornの製品版リリースは2007年の予定。



URL
  米Microsoft
  http://www.microsoft.com/
  プレスリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2006/jul06/07-17MSXenSourcePR.mspx


( Infostand )
2006/07/19 08:35

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