SOA推進業界団体のOpen Service Oriented Architecture(OSOA)は7月26日(米国時間)、SOAアプリケーション構築のための2つの技術仕様のドラフトを公開など、これまでの成果を発表した。あわせてWebサイトも立ち上げ、本格的な活動に入った。
OSOAは、SOA関連の仕様策定、技術開発、普及などに取り組むアライアンスで、2005年11月、米IBM、米Oracle、米BEA Systemsなどのベンダー8社が結成した。その後、米Red Hatや米Sun Microsystemsなど9社も加わり、現在メンバー企業は17社となっている。
同アライアンスは結成以来、「Service Component Architecture」(SCA)と「Service Data Objects」(SDO)の2つの仕様の策定を進めており、現在ドラフトの段階。年内に標準化団体に提出する計画だ。
両仕様ともSOA導入を支援するためのもので、SCAはビジネスサービスの作成を簡素化し、SDCは場所やフォーマットが異なるデータへのアクセスを提供する。JMS、JCA、Webサービスと接続するための記述を改善したほか、BPELとPHPもサポートした。
新しく立ち上げたWebサイトでは、これらの仕様のドラフト、ホワイトペーパーを公開し、作業の情報をWiki形式で公開している。
■ URL
OSOA
http://www.osoa.org/
プレスリリース(英文)
http://www.oracle.com/corporate/press/2006_jul/072607_scasdo_progress.html
( Infostand )
2006/07/28 08:50
|